エンジョイ競馬 外人ジョッキー

ダミアン・レーンが宝塚記念週のみ短期免許で来日するとか。モレイラ・ムーア・マーフィーらと並んで腕達者なのでかなりの人気を集めそう。日本人ジョッキー扱いのルメール・デムーロにとどまらず常にカタカナ名のジョッキーが重賞戦線を席巻しておりいつぞやの地方競馬ジョッキーのフィーバーに似ている。アンカツ、岩田、ウチパク、戸崎と次々にリーディングを奪取し小牧や赤木、柴山など多くのジョッキーが大活躍し(吉田稔が中央入りできなっかたのは謎だが)、ここまでは面白かったのだが。

世界のスーパースターペリエが身元引受人のもとに短期免許を取得し勝ちまくると大レースは外人ジョッキーに頼むのが定番となり、その結果多くの騎手が騎乗機会を失うこととなった。特に実質中央競馬を牛耳っている大手馬主シンジケートが優先的に外人ジョッキーを起用し強い馬をあてがうので益々格差が開いていった。その結果出番を失った騎手が次々と引退し、騎手人数は激減した。それに加え昨今は騎手エージェントの裁量が騎乗有無を左右することもあり、まさに引退した藤田伸二が出版した本のそのままの世界となっている。

確かにルメールは上手だ。特にG1ではペース判断や仕掛けのタイミングなど絶妙で文句のつけようがない。ただ、毎回筋書きのあるドラマを見ているようで味気ない思いもあり、野武士のようなジョッキーがぶつかりあうアナログな時代が懐かしい。女性ジョッキーが恵量に設定されたように、年間で一定の勝利数に満たないジョッキーは再度減量に戻してあげる措置などあっても良いのでは。

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